コロナ禍によって世界が一変し、先が読めない不安な時代に、私たちは何をすべきか?
やがて人口が世界一になると言われる多民族国家インドと、少子高齢化が進む日本が手を携え、一緒にできることは何なのか?
『池上彰の世界の見方 インド編』を上梓した池上彰氏と駐日インド大使サンジェイ・クマール・ヴァルマ氏に、インドの現状、日印が今後進むべき道、その可能性について、本音でディスカッションしていただきます。
「India & Japan: Future Forum(#日本インド未来会議)」は、二つの国の未来を生きる若者たちに向けて、積極的に社会にコミットし、アクションを起こすきっかけを提案します。
| 概要
日時 2020年9月15日(火)14:00〜18:00 ※終了しました
会場 オンラインでライブ配信(YouTube を使用します)
参加費 無料(視聴申し込みいただいた方に視聴用URLをお送りします)
言語 日本語/英語(日本語への通訳あり)
定員 なし( Zoomの定員1000名様に達しましたので、YouTubeで配信します)
※ 本フォーラムのライブ配信は、2020年9月15日に終了いたしました
※ アーカイブ動画を2021年3月末まで公開いたします。右記の「視聴する」をクリックしてご覧ください。
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| セッション内容
SESSION 1 (14:05〜14:45)「インドの今とこれから〜日本とインドは協力関係をどう築くのか?」
人気ジャーナリスト池上彰氏が駐日インド大使S.K.ヴァルマ氏と対談します。インドが世界を主導する「インドの時代」はやって来るのか?日本とインドの関係は今後どうあるべきなのか?など、多民族・多宗教の大国・インドの「今」と「未来」、「日本との共創」について、池上氏が大使に鋭く切り込みます。
SESSION 2 (15:00〜15:50)「インドの若者は今何を考え、どんな未来を目指しているのか?」
池上彰氏が、東大・東京工業大学に留学中のインド人学生とディスカッションします。日本とインドの教育制度の違い、インドの勉強法の特徴、両国が協力できる点は何か?日本とインドの未来にどのような貢献をしたいか?などについて徹底討論。日印の若者たちにメッセージを投げかけます。
SESSION 3 (16:30〜17:55)「日印の共創ビジネスがもたらすグローバルインパクト」
インドで先端ビジネスを展開する日立、NEC、NTTデータで実際に日印ビジネスに関わるリーダーの方々をゲストにお迎えして、インド首席公使を交えてパネルディスカッションを行います。世界を見据えた大きなインパクトをもたらす先進ビジネスやその実例をご紹介しながら、日本・インド両国の企業、政府がどのような未来を共創できるのか、探っていきます。
| 登壇者
サンジェイ・クマール・ヴァルマ 氏 (駐日インド大使)
パトナ大学を卒業後、インド工科大学デリー校物理学修士課程に進学。1988年、インド外交職(Indian Foreign Service)に採用され、在香港インド総領事館、中国、ベトナム、トルコのインド大使館に勤務後、在ミランインド総領事、駐スーダン共和国インド大使を歴任した。その後、デリーの外務省にてグローバルエステイトマネージメント局長を務める。2019年1月、駐日インド大使に着任する前は、デリーの本省で次官補(アドミニストレーション担当)兼サイバー外交局長を務めた。ヴァルマ大使は情報技術(IT)、人工知能(AI)、サイバー外交、ヒト主体のインタラクティブ・テクノロジーに深い情熱を持っており、中小企業、投資家を指導し、発展を促進したいという強い意欲を持っている。
池上 彰 氏 (ジャーナリスト)
慶應大学経済学部を卒業後の1973年、NHKに入局。松江放送局や東京の報道局社会部などを経て94年から 『週刊こどもニュース』でニュースに詳しいお父さん役として出演。2005年、NHKを退職してフリージャーナリストに。現在は 『朝日新聞』 『日本経済新聞』 『週刊文春』などに連載を持ち、テレビではテレビ朝日とテレビ東京に定期出演している。大学でも教鞭を執り、名城大学教授、東京工業大学特命教授の肩書を持つ。ほかに愛知学院大学、立教大学、信州大学、関西学院大学、順天堂大学、東京大学などでも講義する。主な著書に 『知らないと恥をかく世界の大問題』、『伝える力』など。
近著は「池上彰の世界の見方 インド〜混沌と発展のはざまで〜」(小学館刊)池上氏が実際に学校で行った授業をもとに「世界の見方」を伝えるシリーズの第10巻。大国インドの実情や日本との知られざるつながりを「地政学」「数学とIT」など6つのテーマで具体的に解説している。
ラージ・クマール・スリヴァスタヴァ 氏 (駐日インド大使館首席公使)
インド工科大学カンプール校で土木工学を専攻、工学学士号を修める。さらに、構造工学や地震学研究も行った。1997年9月インド外務省入省。マドリッドや、ヤンゴン、ウィーン、ブラジリアの在外インド大使館で勤務を経験。本省では、外務職員局やアメリカ局、湾岸局で研鑽を積む。直近では2015年から2017年まで、インド政府国家安全保障会議事務局へ次官補として出向、対外安全保障を担当した。2017年8月、現職に着任。日印の強固な政府間協力の基盤下での人材・企業間協力に強い関心があり、日印パートナーシップは両国だけでなく国際的な恩恵をもたらすという信念を持つ。今後10年の成長を見据えて、ヘルスケア、農業、デジタル、インフラ分野での日印協力関係の構築に注力している。
バラット・コーシャル 氏 (日立インド社 マネージングディレクター)
2017年6月1日に初の現地地域会社のインド人社長として就任。インドにおけるグループ会社28社、R&Dセンタ含む事業を統括。日立の50年の歴史を超えるITと,社会インフラ分野を中心にプロダクトとともに100年培ってきたOTを掛け合わせ、「OT × IT×プロダクト」によるインドにおける社会イノベーション事業を推進し、社会と顧客と共に社会改題の解決、また新たな価値を協創している。25年以上金融業界に従事し、マクロ経済政策、政府提言、プロジェクトファイナンス、デットエクイティスワップ、M&Aの分野で活躍。前SMBCインド会長。日本、インド政府によって設立されたインド日本タスクフォース(IJTF)のメンバ。またインドにおける日本政府および民間セクター機関の政策、運用に関する金融戦略グループ委員を務める。
アーローク・クマール 氏 (NECテクノロジーズインディア プレジデント兼CEO)
ゼネラル・エレクトリック(GE)、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て2020年4月、NECのインド現地法人であるNECテクノロジーズインディア社のプレジデント兼CEOに就任。グローバル企業の経営幹部として25年以上にわたりインド、アジア大洋州、EMEA(欧州・中東・アフリカ)地域の事業を舵取りした経験を活かし、NECのインド経営戦略を推進している。NECTI社はインドの国民IDシステム、海底ケーブル、スマートシティなどの数多くの国家プロジェクトに参画しており、今後も先端のICT技術の提供によりインドが抱える社会課題の解決に貢献していく。デリー大学(学士)、インド経営大学院・アーメダバード校(MBA)卒業。
西畑 一宏 氏 (NTTデータ 代表取締役副社長執行役員)
NTT DATAのグローバルビジネスを2009年よりリードし、現在は同社代表取締役副社長執行役員を務める。それ以前はNTT Europeの社長としてNTT Communication社のEMEA(欧州、中東、アフリカ)事業を担当。
東京工業大学大学院電子物理工学専攻修了。趣味はスポーツ鑑賞、お笑い番組鑑賞。日本語教育能力検定資格を有し、業務の傍らインドからの参加を含む世界中の生徒に日本語を教える。
NTT DATA社の世界中13万人の同僚たちと共に、同社が掲げるビジョン「Trusted Global Innovator」を推進し、情報技術による新しい「しくみ」や「価値」を創造し、豊かで調和のとれた社会を実現するため日々情熱を注ぐ。
| タイムテーブル
14:00〜14:05 主催者によるオープニング挨拶
14:05〜14:45 SESSION 1 対談
[登壇者] 池上彰氏、サンジェイ・クマール・ヴァルマ駐日インド大使
15:00〜15:50 SESSION 2 ディスカッション
[登壇者] 池上彰氏、東京大学・東京工業大学に留学中のインド人学生
16:30〜17:55 SESSION 3 パネルディスカションと質疑応答
[登壇者] ラージ・クマール・スリヴァスタヴァ氏(駐日インド大使館首席公使)、バラット・コ―シャル氏(日立インド社 マネージングディレクター)、アーローク・クマール氏(NECテクノロジーズインディア プレジデント兼CEO)、西畑 一宏氏(NTTデータ 代表取締役副社長執行役員)
18:00 フォーラム閉会
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YouTubeは人数制限がなく、事前に視聴申し込みされた全ての方がご利用いただけます。
現在お申し込みをいただく方は、YouTubeでライブ配信を視聴いただけます。(Zoomは定員1000名様に達しました)
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【主催】ムーンリンク株式会社
【共催】小学館
【特別後援】駐日インド大使館 【後援】公益財団法人日印協会 民間外交推進協会 日本貿易振興機構(JETRO)
| 現在進行形のインド
2020年、インドの人口は13億を超え、現在中国に続く世界第2位となっていますが、国連の調査によると、2年以内に14億人を突破し2027年には世界一の人口になると予測されています。人口構成はピラミッド型で、中位年齢は約29才(日本は約49才)と、若者の勢いがあります。そして世界最大の民主主義国であると言われる所以は、約9億人の有権者が存在することです。言語は公用語のヒンディ語、準公用語の英語、その他に憲法で定められた21言語に見られるように、様々な文化が息づき多様性があることが伺われます。
ところで、インドが世界的な企業のCEOを輩出しているのをご存知でしたか? 2020年8月現在、マイクロソフト、グーグル、マスターカード、IBM、アドビのCEO達は、インドで生まれ育ち、インドの大学を卒業後に渡米して活躍している方々です。
また、企業家精神が旺盛な方々も多く、2014年~2019年に約8900~9300のスタートアップ企業が誕生し、そのうちユニコーン企業(創業10年以内で10億ドル以上の企業価値を持つ非上場企業)は24社あると言われています。
知られざる「現在進行形のインド」について、本フォーラムにぜひ参加して、インドに触れてみませんか?
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